このエントリーをはてなブックマークに追加

パーツクリーナーの成分を知っておきましょう

ヨロストの人気商品「ブレーキ&パーツクリーナー」は低価格で大容量ということで、発売以来120万本出荷の大ヒット商品。リピーターさんもたくさんいらっしゃってホンマありがたいことです。お手軽に汚れ落としができるというのが人気の理由なんですが、パーツクリーナーって一体どんな成分でできてるんでしょうか。知りたいと思いませんか?

え、どうでもいい? まあ、あんまり関心のないことでしょうけど、化学薬品を使っていることもあり、日常的にお使いいただくものやからこそ、いちおうは知っといてほしいんです。ということで、実はとっても大事なことなのに、あまり関心が持たれていないパーツクリーナーの成分について、ヨロスト製品を例にとって見ていきましょう。

パーツクリーナーの成分

パーツクリーナーの成分には「石油系溶剤」に「噴射剤(LPG、CO2)」とあります。

石油系溶剤

溶剤、要するにほかの物質を溶かす性質をもった化合物です。パーツクリーナーの主成分がこれ。パーツについた汚れを溶かしてくれるわけですね。それが石油を使った物質でできているということです。

石油系溶剤も特性によって「塗料用」「ドライクリーニング用」「殺虫剤用」とかいろいろに分かれてまして「機械洗浄用」もその1つです。パーツクリーナーの場合はこれに該当します。この溶剤は「第一石油類」に該当しまして、これは引火点(火をつけたら燃える温度)が21℃以下ということを意味します。当然、火気厳禁ですね。

噴射剤

次に噴射剤ですが、これ自体は汚れ落としには関係なく、スプレーのボタンを押した時に中の溶剤を噴出させるためのものです。圧縮されて詰め込まれてますのでプシューっとなって、その際に溶剤もいっしょに吹き出されるわけです。その噴射剤に使われてるのがLPGやCO2やということです。

LPGは「Liquefied(液化)Petroleum Gas(石油ガス)」の略でして、早い話がプロパンガス(あるいはブタンガス)です。ギューっと圧縮されて液体になったガスのことです。

液体のガス? ちょっと想像つきませんが、実は身近なところで目にしてまして、100円ライターの中身の液体がまさしくそれです。そのLPガスが圧縮から解放されると一気に液体から気体になるんですが、その際体積が250倍にもなります。この力を噴射に利用してるわけですね。これも火気厳禁で要換気です。

含まれていない成分

「ノンフロン、ノントリクロロエタン」です。成分にフロン、トリクロロエタンは含まれていませんということです。実はフロン自体は人体への毒性も少ないんですね。科学的にも安定性があるので扱いやすいんです。だけど、オゾン層を破壊して地球温暖化の一因になるということで脱フロンとなってるわけです。冷媒としての働きがあるので、昔のエアコンや冷蔵庫にも使われてました。

余談ですけど、皆さんの中にも10年以上使ったエアコンを買い替えられる方もいらっしゃると思いますが、この時に、きちんとした業者さんだったらフロン回収をされているはずです。何もしないとフロンが空気中に逃げてしまいまして、これは法律違反なんですね。(家庭用の冷蔵庫やエアコンは「家電リサイクル法」、業務用の冷凍空調機器は「フロン回収・破壊法」)

もうひとつの「トリクロロエタン」って何でしょうか。有機塩素化合物の一種で、金属やプラスチックの洗浄に使われていたんですが、フロンと同じようにオゾン層を破壊するということで禁止されてます。

安全基準

「有機溶剤中毒予防規則適用外」と書いてありますね。なんかオドロオドロシイ感じです。

「有機溶剤中毒予防規則」というのは労働安全衛生法に基づいて定められてる省令です。有機溶剤(パーツクリーナーの場合は石油系溶剤ですが)は常温では液体ですが、揮発性が高いため、呼吸や皮膚を通じて作業者の体内に吸収されてしまいます。そのために特に有害なものについては取扱いに関して規則が定められていて、これが有機溶剤中毒予防規則です。

適用外というのは、使用成分がその規則に当てはまらないということです。だからといって無害というわけではありませんのでご注意ください。

ご使用はルールを守って

いかがでしたか。実はパーツクリーナーも結構アブナイものでできているということがお分かりいただけたことと思います。ですが大丈夫。基本的に火を使わないで換気をよくしておけば問題ありません。

ヨロストのブレーキ&パーツクリーナーは高クオリティのうえに激安価格! さらに30本セットだと送料無料でもっとお得。整備工場さんなどには断然おすすめです!

パーツクリーナー

※ところで、成分のLPガスについてなんですが、これについてはほかのところ(※別記事「パーツクリーナーは火に注意」)でお話しましょう。パーツクリーナーも使い方を間違ったらとんでもない事故を起こすということです。

このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年3月1日  by Goodjobプレス

関連する記事