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かみついたら離さないラチェット式荷締めベルトのしくみ

荷物の梱包の現場においてラチェット式荷締めベルト(ラッシングベルト)は大活躍です。ロープですと、たるみが出ないようにギュッ、ギュッと何度も力を入れて締めあげるところですが、ラチェット式荷締めベルトやとベルトを通して2~3回ガチャガチャやるだけで、あら不思議、ピーンと荷物を締めつけてくれます。どないなってんねやろ?

今回はラチェット式荷締めベルトの仕組みを見てみましょう。どうしていったん締めたベルトは緩まないんでしょうか?

ラチェットって歯止めのこと

「ラチェット」って大体どんなものかイメージができても、本来の意味は何でしょうか。ラチェット式荷締めベルトでしたら、締め付ける金具の部分を指すのは分かります。ですけど本来のラチェットの意味はもっと狭くて、「歯止め装置」とか「歯止めのツメ」とかいうことなんやそうです。それを利用した工具なり機械なりがラチェット式といわれるもんで、機能の定義としては「動作や回転の方向を一方向に固定するもの」といったことになります。

ラチェットは歯車とそれを固定する歯止めの組み合わせで成り立っています。歯車といっても時計などでおなじみのものとはちょっと違ってます。普通の歯車の歯は中心からまっすぐ延びた状態なんですが、ラチェット用の歯車は、歯が一方向に傾いています。歯車というよりは回転ノコギリみたいですね。

この傾きがミソでして、歯止めと組み合わさって回転した場合に、一方向には歯止めは歯の上っ面をカタカタとなぞっていくだけなのに対し、反対方向やと両者がシッカリと噛み合って固定されることになるというわけです。

ラチェットが使われているところ

ラチェットはラチェット式荷締めベルト以外にもいろんな場面で使われています。身近なところではラチェットドライバーとかラチェットレンチなんかがそうですね。ギリギリッと歯止めが付いて、左右どちらか一方にしか回転しないようになってます。ビスやボルトを締める際、回転の都度工具を離して当て直す、なんて面倒なことをせずに済むので便利です。ただし、本締めには足らないこともあります。

自動車整備場でおなじみのジャッキも、油圧でポンプアップする部分にラチェット機能が使われてます。これが普通の歯車やったら、いったん車体を持ち上げても、とどまることなく落下して大変なことになります。日常の生活の場では自転車もそうですね。ペダルを漕いだら前に進みますが、反対方向に漕いでも空回りするのはご存じやと思います。ペダルの軸とギアを連携する部分にラチェットが組み込まれてるんですね。

ラチェット式荷締めベルトのしくみ

ズボンのベルトで穴のないタイプのがありますね。オリーブ色とかの丈夫なキャンバスでできたやつです。「アーミーベルト」とか「キャンバスベルト」とか言うみたいです。穴がなくてもバックルの歯がベルトの布地を噛んで留めるようになってます。ベルトの先端をギューっと引っ張って手を離すとそこで固定されます。ですからウェストサイズに合わせて無段階の調整ができます。

ラチェット式荷締めベルトも同じようなもので、1つちがうところがアジャスト(長さ調整)のところにもラチェット機能を使ってるということです。歯車が一方向にだけ回転するという特性を活かして、ハンドルを上下するごとに歯車と歯止めの間に挟まったベルトが外へ外へと送り出されて荷物を締めつけるというわけです。

ピッタリ締め付けができた段階で手を放せば、歯車が回転しようにも、一方は歯止めでストップ、もう一方もベルトの隙間がないためにこれ以上動きようがない。よってしっかりと固定完了、うまいことできてます。梱包を解くときも簡単ですね。ハンドルを上げればポンとベルトのテンションが解除されます。このときは歯車と歯止めが離されているわけです。

こんないいもの使わないと

ラチェット式荷締めベルトは締め付けはラクチン、しかもいったん締めたら緩みはしない。こんな便利なモノを使わない手はありませんぜ。
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2014年6月1日  by Goodjobプレス

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